ちいろば先生「旧約一日一章」より
わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全きものであれ。
(創世記17章1節)
主からこの言葉を聞いた時、アブラムはすでに九十九歳であった。神とはこのようにどのような人に対しても大きな期待をかけたもうかたである。わたしは年寄りだから、まだ若造だから(エレミヤ1章)、わたしは口の重い人間だから(出エジプト4章10節)、わたしは忙しいから(ルカ14章15節以下)と、私たちは自分の状態に固執しやすい。
しかし主はただアブラムに求めるだけのかたではない。主は彼に向かって「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全きものであれ」と、まず求める前に、全能の神であると宣言しておられる。人はみなこの全能の主にあってその偉大な力によって強くされるのである(エペソ6章10節)その全き歩みもまた主からいただくのである。がんばり信仰ではもたない。
神はアブラムに「全き者であれ」と求めたもうたように、今日わたしたちにも求めておられる。たといわたしたちがいかなる状態であろうとも、目を天に向け、全能の主を仰いで主のご期待にこたえる者になりましょう。それでこそアブラハムの子孫としてその栄光にあずかることが許されるのである。
主よ
信仰とは神によって神に生きることと学びました
キリスト・イエスの御名によって感謝し、お祈りをお捧げ申し上げます
アーメン
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