彼らは言った、「われわれは主があなたと共におられるのを、はっきり見ました」
(創世記26章28節)
ペリシテ人の王アビメレク一行はベエルシバのイサクのところに来ていた。彼らはイサクを憎み、イサクを追い出した人たちである。彼らは主がイサクと共におられ祝福されるのを見て、神に適することができないことを悟り、和睦を申し出たのである。まことにイサクは戦わずして、主にあって勝利したのである。
われわれは主があなたと共におられるのをはっきり見ました。まことにあなたは主に祝福されたかたです。なんと素晴らしい賞賛の言葉、私たちのまわりの人々は、私たちを見たとき、このように語るだろうか。
一人の中風のものがイエスに癒され、彼は起き上がり、すぐに床を取り上げて、みんなの前を出ていったので、一同は大いに驚き、神をあがめて、「こんな事は、まだ一度も見たことがない」と言った。(マルコ2章12節) 伝道の秘訣はここにある。私が変えられること。主が私と共に生きてくださること。そのとき人々は目をみはり、神をあがめ、主を信じるにいたるのである。私たちが変えられず、祝福されず、主が共に生きてくださるというしるしがともなわず、論のみでは人は救われない。人を救うのは生ける神のみである。
今日の伝道の困難さは、キリスト者であるわれわれが、しっかりと主の祝福にあずかっていないことにある。
大事なことはきのうも、きょうも、あすも変わらない。それは私たちが主の祝福にあずかることである。「あなたがたが召されたのは、祝福を受け継ぐためなのである」(ペテロ13章9節)。何よりも祝福にあずかる者とされている恵みに立って励もうではないか。
主よ
私たちはすでに主の恵みのなかにあります。
私たちはすでに主にあって変えられ、祝福され、主が私たちと共に生きてくださっています。
それを自覚する我々でありたいと思います。
主イエス・キリストの御名によって感謝し、お祈りをお捧げ申し上げます。
アーメン
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