2016年6月28日火曜日

この世は「物が先」

ちいろば先生の「旧約一日一生」より

創世記4章16節
カインは主の地を去って、
  エデンの東、ノドの地に住んだ。

「衣食足りて礼節を知る」、中国の「管子(かんし)」という書物に書かれてある言葉である。生活が豊かであれば、人は礼儀を知るものである、という意味である。
「物が先」という思想から出た言葉で、何よりもまず物質的に豊かになることが先で、幸福はそこにある、という考えである。現代人はこの考え方に深く影響されている。

「カインは主の地を去って、エデンの東、ノドの地に住んだ。」、「ノド」とは動揺またはあせりという意味である。カインは神を離れ住んだけれども、そこは彼にとって「ノド」=あせりであり、動揺であり、不安であったというのがこの言葉の宣言である。神を離れ、神を二の次にし、そんなことはどうでもよいとするような人間は、たとえ巨万の富を得たとしても、かえってその生活は不安なものである。

主イエスはこう言われました。
「まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。」 マタイ6章33節

創世記の筆者は「物が先」という世に向かい、その生き方の終焉を証しした。
私たちは今日の時代に向かって、「神が先」というメッセージを証ししていく使命が与えられているのである。

闇の度合いが深まるほど、光の存在が必要であり、貴重であることを自覚し、ともに世に向かって大胆な「詩人」として生きていきましょう。

ハレルヤ!
榎本保郎先生
信じてついて生きます。
主よ
本日も深い学びを感謝します。
主イエス・キリストの御名によって、お祈りをお捧げ申し上げます。
アーメン

0 件のコメント:

コメントを投稿